DCBA:「物理」+「情報」
DCBAとはDrift Chamber Beta-ray Analyzerの略称で、つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)が中心となり、国内の研究者らが参加する共同研究です。この研究の目的は1937年にマヨラナにより存在を指摘された、粒子と反粒子の区別が無い質量を持った中性物質粒子がニュートリノではないかということを実証することです。そのために、DCBA実験を通してニュートリノレス二重ベータ崩壊の事象を探索しています。この研究プロジェクトでは特に、得られたデータを自動解析するためのシステムの研究を担当しています。
上の左図はDCBA-T測定器、右図はDCBA-Tのイラストです。一様磁場中に置かれたドリフトチェンバーが中央のネオジム原子薄板から出た2つのベータ線の飛跡を捕らえた様子を示しています。
研究成果
- 2012年(平成24年):国際会議(査読付):1編,学会発表:3編
- 2011年(平成23年):国際会議(査読付):0編,学会発表:3編
- 2010年(平成22年):国際会議(査読付):3編,学会発表:8編
- 2009年(平成21年):国際会議(査読付):3編,学会発表:5編
- 2008年(平成20年):国際会議(査読付):1編,学会発表:4編